[Br J Sports Med] 高いシューズが高性能とは限らない

お!いいね。そのナイキのシューズ!
高かったんじゃない?

マイケルジョーダンモデルなど有名スポーツ選手の名前を冠したモデルは、高い金を払ってでも買ってくれる客がいる。はたして、これらのシューズは、機能的に考えて本当にお金を払うだけの価値があるのだろうか?
:?: Dundee大学(英国)のClinghan RTらは、値段の高いシューズほどクッション性がよいのかどうかを調べることにした。ジョギングシューズを価格別に高(約1万5,400~1万6,500円)、中(約1万3,200~1万4,300円)、安い(約8,800円)の3群に分けて、ロゴマークなどを隠してどのシューズの履き心地がよいかを100mmスケールのビジュアルアナログスケールで評価した。

その結果、値段の高いシューズよりも安いシューズの方がクッション性で勝っていることがわかったのである。この結果は、British Journal of Sports Medicineの10月11日号に掲載されている。
【PubMed】 Br J Sports Med. 2007 Oct 11; [Epub ahead of print] 
Do you get value for money when you buy an expensive pair of running shoes?

8-O 服飾品には好みがあるため、機能性は全く同じでもデザインによって値段が違うのは当然のことであろう。今回の報告では、一足1000円のような安いシューズについては調べていないが、もっと値段の低いところで比較をすれば、「安かろう、悪かろう」という結果になった可能性も否定できない。

デザインというのは受け取り手によって価値の違うものであり、それに値段をつけるのだから難しい。