あ~、タバコ吸いてー!
ほれ、タバコをやるよ
仕事ストレスで止めていたタバコを吸い始めたのが最後、せっかく続けていた禁煙はあっという間に喫煙習慣を生んでしまうものである。
すべての喫煙者がストレスを受けているとは思わないが、喫煙者はストレスを受ける環境にいることが多い。ストレスが病気につながるとすれば、スウェーデンで行われた研究結果は、ちょっと興味深い。その研究結果によると喫煙者は非喫煙者よりも病気休暇の取得日数が8日ほど多いのだそうだ。
Free UniversityのLundborg Pらは、1988-91年の間に行った16-65歳の労働者14,272名についての調査をもとに労働者の喫煙状況と自己申告による年間の病気休暇取得日数の関係について調べた。
調査対象となった労働者のうち喫煙者は29%、喫煙経験者は26%、非喫煙者は45%だった。平均年間病気休暇取得日数は25日で、その日数は、喫煙者の平均34日に対して喫煙経験者では25日、非喫煙者では20日と、喫煙者は病欠日数が多かった。さらに、年齢や健康状態、職種、その他の要因で補正した後も喫煙者の病欠日数は非喫煙者よりも約8日多かった。
ただし、この成績をスウェーデン以外の国で当てはめるには注意を要すると著者は語っている。スウェーデンには病気休暇に対して社会保険または雇用者から賃金が支払われる制度があり、スウェーデンの病気休暇率は著しく高いのだそうだ。
▼【WebMD】
Smokers May Take More Sick Days
▼【PubMed】Tobacco Control 2007;16:114-118
Does smoking increase sick leave? Evidence using register data on Swedish workers
スウェーデンの状況は特殊なようだが、高齢者就業率が EU 諸国のなかでもひときわ高いことも今回の結果につながっているのかもしれない。
僕のイメージするスウェーデンは、ノルウェーと並んで独創的な発想の製品やサービスを創出する国である。有給休暇が多いこと、高齢者の雇用に積極的なことも、独創性の創出につながっているのかもしれないと感じる。
上記の報告は1ヶ月ほど前にリリースされたものだが、仕事に忙殺されているなか、ついついタバコに手を出してしまった自分に自戒の意味もこめて取り上げることにした。
そう、タバコは身体によいことなど何一つないのである。