[News] 世界最高齢の出産

「ねえ、おめでたみたいなの」
「え?ついにやったか!」
「二人もいるのよ」

:idea: バルセロナのサント・パウ病院でこんな会話があったかどうかは知らないが、2005年1月に記録された66歳での高齢出産記録(ルーマニア)が塗り替えられたようである。御年、67歳の女性が双子を産んだというニュースがCNNで流れていた。

67歳の女性といえば、昨年5月頃に「知の冒険」でも「妊娠したと思い込む老婆(世界最高齢の擬似妊娠?)」という話題を取り上げた。このときには、67歳のセルビア人女性が、子供を欲するあまりに胎動を感じ、お腹(胃)が大きくなるなど、若い女性に見られるとされる”fake pregnancy”の徴候を示したということだった。結局、本物の妊娠ではなかったようだが、今回のニュースでは、ちゃんと子供も生まれた模様である。

12月30日、米国で人工授精を受けた女性が、双子の赤ちゃんを産んで、赤ちゃんは保育器に入っているそうだ。高リスク出産の受け入れ態勢が整っているバルセロナの病院にて静養していると思われるが、赤ちゃんやママの情報詳細は不明である。

【CNN.com】67-year-old Spaniard gives birth to twins<リンク切れ>

8O 新年一番最初の話題としてどうかとも思ったが、まずはおめでたい話なのでよいとしよう。

しかし、66歳、67歳での出産や想像妊娠など、高齢になっても女は女ということか。自然妊娠ならともかく、人工授精をしてまで出産を望むのは、自然の摂理に反するように思えて仕方がない。

科学の発達に伴い、よい面、悪い面、新たな解決策、新たな問題点など、世界は刻々と変わっていく。

刻々と変わる科学を徒然なるままに今年もウォッチングしたいと思う。