キュイーーーーーン
ヒトには聞こえない超音波を発しながら闇夜を飛行するコウモリは、超音波による反響を利用して自分の位置を把握していることが知られていた。しかし、超音波が届かないような長距離移動の場合ですら、しっかり方向を定めて飛ぶことが出来るのは、なぜなのだろうか?
プリンストン大学のRichard A. Hollandらは、Natureの12月7日号にオオクビワコウモリ(Eptesicus fuscus)を対象とした研究成果を報告している。その報告によると、コウモリには地球の磁場を利用して定位観測する体内コンパスが備わっているらしい。彼らは地磁気を感知することで、長距離飛行を可能にしているのだそうだ。
▼【Nature 444, 702 (7 December 2006) 】Published online 6 December 2006
Navigation: Bat orientation using Earth’s magnetic field
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動物ってすごい能力を持っているものだ。