[Arch Intern Med] コーヒーはアルコール性肝硬変のリスクを下げる

こちらで記されているのと同じ著者らによって、コーヒーがアルコール性肝硬変のリスクを下げるという成績がArch Intern Medの最新号に掲載された。

アメリカの民間医療保険組織の健康診断受診者125,580人を約7年間(78年~85年)追跡調査した結果、2001年までに330名が肝硬変と診断されており、アルコール性肝硬変を発症したのは199名であった。コーヒーを飲んでいない人を基準としたアルコール性肝硬変発症のリスクは、1日一杯のコーヒーを飲む人では0.7(95%信頼区間:0.4-1.1)、1~3杯で0.6(95%信頼区間:0.4-0.8; P

肝臓のγ-GTP(ガンマGTP)という酵素の測定結果もコーヒー摂取が肝臓に保護的に働くことを示していた。

【Arch Intern Med. 2006;166:1190-1195. 】Coffee, Cirrhosis, and Transaminase Enzymes 
参考;
【JPHC study】コーヒー摂取と肝がんの発生率との関係について ―厚生労働省研究班による多目的コホート研究(JPHC研究)からの成果報告