先日、泡立つコーヒービールの話題を取り上げたが、今度はコーヒー味のコカコーラがフランスを皮切りに発売される予定だという。
副社長であるMarc Mathieu氏は「我々は大人用の炭酸飲料として、全く新しい経験を提供するソフトドリンクの新しいカテゴリーを作り出したと思う」と述べている。
▼【MSNBC】Coke thinks coffee-cola is it
▼【Cocacola Inc】News release:<リンク切れ>
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確かに新しい食感の飲み物になりそうだ。10年ほど前、紅茶味の炭酸飲料が発売され飲んだように記憶している。僕はおいしいと感じていたが、いつの間にか市場から消えてなくなっている。コカ・コーラ・ブラックも発売されたならぜひ飲んでみたいものだ。しかし、炭酸紅茶飲料の例もある。果たしてロングラン商品になるだろうか?
コーラといえば、肥満を引き起こす代表的な飲料のひとつである。ダイエット・コーラなるものが存在するが、ダイエットと名前がつくからといって、コーラでダイエットができるわけではない。単にカロリーが少ないだけである。
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ダイエットといえば、Diabetes Careの12月号にDietary Approaches to Stop Hypertension(DASH)ダイエットの成績が載っていた。カロリー摂取を控え、果物や野菜、低脂肪の乳製品、全粒粉を摂取するように心がけて飽和脂肪酸やコレステロール量を減らし、ナトリウム摂取も2400mg以下に制限した。DASHダイエットが有効だという成績だ。
Shaheed Beheshti医科大学(イラン、テヘラン)のLeila Azadbakht, MScらは、メタボリック・シンドロームの患者116名を対象に、対照群、健康的な食物を選ぶ群、DASHダイエット群に振り分けた。6ヶ月後、DASHダイエットによってHDL値は上昇し、中性脂肪、収縮期血圧、拡張期血圧、体重、および空腹時血糖はすべて低下したことがわかった。
DASHダイエットによって血圧が低下し、血中脂質に対する適切な効果が認められたことから、研究者らは「摂取する栄養分に気を配ることが大切である」と述べている。
▼【Medscape】DASH Diet May Reduce Risk in Patients With Metabolic Syndrome
▼【PMID: 16306540】 Diabetes Care. 2005;28:2823-2831
Beneficial effects of a Dietary Approaches to Stop Hypertension eating plan on features of the metabolic syndrome.
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忘年会シーズンが到来し、自由に飲み会を楽しむべきか、ダイエットに励むべきか、で気持ちが揺れ動く。
そんなに頑張ってダイエットしなくても良いのに・・・・・なんて思っていると、無性にcoffee beer や coca cola black を飲みたくなってきた。
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話は変わるが、Diabetes Care 11月号にはカロリー摂取量が同じでも、高炭水化物・一価不飽和脂肪酸食だと高血圧のリスクは高くなると報告されていた。
▼【PMID: 16249527】Diabetes Care 2005;28:2607-2612.
Effect of a high-carbohydrate versus a high–cis-monounsaturated fat diet on blood pressure in patients with type 2 diabetes.
このほかにも、ダイエットと血圧の関係は多く報告されており、たくさんの報告を見ていると何が正しくて何が良くないのかがわからなくなってくる。
追記:060110_コカコーラブラック=========
すこぶるまったり記さんからトラックバックをもらってコーヒー味のコーラがずいぶんと昔からあったことを知った。
このコーラ白書というページは、「Cola」と名の付く全ての飲料製品を対象にしてコーラデータベースやコーラにまつわる様々な話題を提供してくれている。面白い。