後発品検索サイトをスタート GENERIC GUIDE [web]

 generic guide 日本調剤では、同社が備蓄する後発医薬品をベースに先発品との薬価差を検索することができるインターネット検索サイト「GENERIC GUIDE」を用意している。患者はこのサイトで商品名を入力することで複数の後発品を選択でき、処方日数等をもとに先発品との薬価差を知ることができる。

 日本政府は、医療費抑制策のひとつとして、ジェネリック医薬品の普及を目指している。

ジェネリック医薬品は、主薬効成分が同じ安価な後発医薬品であり、同じ薬効の薬を患者が安く手に入れることができるというメリットがある。反面、添加剤がことなるため薬の安定性に疑問が残る医薬品が存在(大きな問題だと思う)したり、安定供給の面で不安があったりして使用に消極的な医師・薬剤師も少なくない。
 
 個人的には、ジェネリック医薬品の普及を目指す方向性には大いに疑問を感じるのだが、しっかり管理されたジェネリック医薬品であれば患者にメリットをもたらす一面があるのも事実であろう。

 
 ▼GENERIC GUIDE
 http://www2.nicho.co.jp/generic_guide/
 
 ▼日本調剤株式会社 > 2008.09.12 ジェネリック医薬品検索サイト「GENERIC GUIDE」スタート
 
 ジェネリック医薬品と一言で言うのは簡単だが、同じ薬効成分を含んでいる薬剤に多くの似通った違う名前がつけられる(これも問題だと思う)ため、薬の名前を聞いただけではそれがどのような会社のどのような医薬品であるかを判別するのは難しい。
 
 この検索サイトをどのような目的に使うかは、人それぞれだろうが、本サイトの利用に当たって、今のところ日本調剤にゆかりの深いジェネリックが中心にデータベース化されていることに留意する必要があるだろう。
 
 今後、全ジェネリックを網羅した上で、有効性や安全性情報、消費者(患者)が実際に先発品から切り替えてみたときの感想なども同時に確認できるサイトへと発展していけば、面白いと思うのだが・・・・