エジンバラ付属王室病院のヤング医師は、糖尿病のために壊疽(腐ること)した足の治療にうじ虫を大量購入して使っているらしい。殺菌処理をしたうじ虫を腐った患部に放ち、腐った肉を食べさせようというのだ。これまで50人がこの治療方法を受け入れているとのこと。
なるほど、自然界にある生物の食物連鎖を利用したこの方法。考えて見れば合理的なデブリードマン(壊死組織を除去すること)なのかもしれない。
でも、実に気持ち悪いような気がして、その現場を見るのは嫌だな~!
情報入手経路:
x51.org> 健康の秘訣は「傷口にうじ虫」にあり
⇒news.scotsman.com > Hospital Uses Maggots to Treat Wounds
===追記2004.03.01===
▼CNNニュース:蛆虫治療が復活
英国では無菌ウジ虫が処方できるようになったそうだ。抗生物質より安価かつ安全に治療期間が短縮でき、院内感染の可能性も減るなどいいことずくめのようだ。
▼PubMed: Diabetes Care. 2003 Feb;26(2):446-51.
Maggot therapy for treating diabetic foot ulcers unresponsive to conventional therapy.
▼Diabetes Care. 1998 Nov;21(11):2030-1.
Maggot therapy for the treatment of diabetic foot ulcers.