南フロリダの医師たちが、顔の上で成長している6ポンド(約7.5Kg)の腫瘍を除去するため、, International Kids Fundを通じて寄付を募集している。対象となる少女の名前は、Marlieという。彼女の治療には$95,000の費用が必要である。
彼女は3歳まで普通に暮らしていたそうだが、14歳になった彼女の写真をみて、我が目を疑ってしまった。かわいそうに・・・・。最近になって多発性線維性骨形成異常と診断されたそうだ。
多発性線維性骨形成異常は単に彼女の顔貌を損なっているだけではなく、呼吸器系への影響も深刻だ。彼女は呼吸や食事を可能にするため気管切開を受けており、治療に伴う滞在費が集まるのが待たれている状況だ。
▼【Local6.com】Girl Needs Surgery To Remove 16-Pound Tumor On Face
⇒写真
▼【International Kids found】Marlie Casseus
▼繊維性骨形成異常 ⇒ Gooヘルスケア
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つい先日、知の冒険でも取り上げた顔面移植の話題は、各メディアでも放映されていたが、彼女の顔貌も負けず劣らずすさまじい。ついつい、好奇の目で見てしまいがちだが、彼女の苦しみから救うためには写真公開も仕方なかったのかもしれない。しかし、僕が不思議なのはこんなになるまでよくも放置できたものだということだ。
顔面移植の場合は、顔をいうアイデンティティを喪失してしまうような手術に対する賛否両論がある。確かに顔というアイデンティティが顔面移植により別のものにとり変わってしまうことには、違和感を覚えるが、この少女の場合、顔のアイデンティティはどうなるのだろうか?
移植手術と腫瘍摘出という全く別の手術であるけれど、手術後に顔が全く変わってしまうことには違いがない。顔面移植の患者は、かつての美人だった自分の顔を知っているが、Marlieは徐々に自分の顔が変わっていくのを眺めながら成長してきたことになる。何とかしてあげたい気持ちの一方で、変わりゆく自分の顔を眺めながら成長した彼女が心に負っているだろう傷のことを思うと、忍びない。
International Kids Fundを通じて寄付があつまれば良いのだが・・・・・。