んんんんーーーーーん
んーーーん
んんんんんんんんーーーーーーーん
もう、あれからどのくらい絶つのだろうか?
あの忘れたい悪夢、トラウマ(心的外傷)を思い出すたびに心臓が脈打ち、苦しみが襲ってくる。悪夢を消し去る薬があればよいのに・・・
McGill UniversityのBrunet Aらは、新たな研究により高血圧や心臓病患者で使用する薬を利用することで悪い記憶を消し去る方法を見出した。
彼らは、慢性の外傷後ストレス障害(PTSD)を有する被験者を対象に、script preparation sessionを設け、その後、高血圧や頻脈の治療で使われるβ遮断薬プロプラノロール(n=9)またはプラセボ(n=10)を投薬した。そして、1週間後、心的外傷を起こす条件化で心拍数や皮膚の伝導率等を測定したところ、プレプラノロールを1週間前に投薬していた被験者では、生理的応答がプラセボよりも小さいことがわかった。
ニューヨーク大学の研究者らによると、健忘症を起こすことが知られるU0126という薬剤をつかって、2種類の音源と感電を関連付けて行ったマウスの試験の結果、特定の記憶を消し去ることが出来たと報告している。
こうした薬剤は、脳から読み出された記憶が再格納される過程を妨げると考えられている模様。
使い方を間違えると問題ともなることから、このような薬の処方には規制も必要だとニュース記事は伝えている。
▼【telegraph.co.uk】 Scientists find drug to banish bad memories
▼【PubMed】 J Psychiatr Res. 2007 Jun 21; [Epub ahead of print]
Effect of post-retrieval propranolol on psychophysiologic responding during subsequent script-driven traumatic imagery in post-traumatic stress disorder.
プロプラノロールには健忘症の副作用がしられていたが、副作用を逆手に取った面白い試みだと思われる。