名探偵シャーロックホームズを実在の人物であるかのごとく研究し、議論を交わす人々をシャーロキアンという。名探偵エラリークイーンを実在の人物であるかのごとく研究し、議論を交わす人々をエラリアンという。＜なにを隠そう、かつて僕はエラリアンとしてファンクラブに入っていたことがある＞
英国ノッティンガム大学病院のPatrick Davies氏が伝説のスパイ、ジェームズボンドの大ファンなのかどうかはしらないが、彼はジェームズボンドに興味を持った。ジェームスボンド本１４冊を２名で読み、ジェームズボンドのアルコール摂取量を推定する試みを行ったのである。
BMJのクリスマス企画に掲載された論文によると、ジェームズボンドはアルコールの飲みすぎで悪党を追いかけることも女性を口説くことも出来ない酩酊状態にあったんじゃないかと推察される。
シリーズ全巻を通じてポンドのアルコール消費量は週に92Unit、１Unitはアルコール約10mLに相当し、この量はスコッチやバーボンなど強い酒のグラス１杯にあたる。
物語中の最大一日アルコール摂取量は49.8Unit。87.5日のうちアルコールを飲まなかったのは12.5日のみ。肝硬変やアルコール性肝臓疾患、インポテンス、アルコール性振せんなど重度のアルコール関連疾患や早期死亡リスクの高い状態にあったと思われる。
Christmas 2013: Research Were James Bond’s drinks shaken because of alcohol induced tremor?
BMJ 2013; 347 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f7255 (Published 12 December 2013) Cite this as: BMJ 2013;347:f7255
http://www.bmj.com/content/347/bmj.f7255
Health Day：
James Bond’s Dirty Little Spy Secret: He’s an Alcoholic
Study claims rate of boozing would make him too addled to pursue villains, women
http://consumer.healthday.com/general-health-information-16/alcohol-abuse-news-12/james-bond-s-spy-secret-he-s-an-alcoholic-683056.html