[BBC] 仮想世界はリアルになってきている

University of Southern Californiaの研究者らは、インターネットに対する意識調査をネット上で実施し、米国における人々の意識変化を追跡調査している。最新の研究報告によると、Web上での活動量が増すにしたがって人々はWeb上に「生身の人間」と同様のつながりを意識しはじめ、自分が大切だと考える相手とのコンタクトを保つためにネットを活用している人々が多いということが分かってきた。

ウェブ上での社会的なつながりは、いわゆるソーシャルネットワークといわれる「MySpace」や「Bebo」のようなサイトの 台頭、多人数同時参加型オンラインゲーム(MMOG)の「Second Life」のような仮想世界の開発によって、驚くべき様相をみせている。

 

調査では、対象になった人々のうちの7.4%がblogを持っており、その割合は2003年の2倍であったとしている。また、同期間でオンラインサイト に写真を掲載する人々の数は、11%から23.6%に増加していた。また、研究者らによると、米国民の3/4以上がネット・ユーザーで、平均1週間当たり8.9時間をオンライン上で過ごしているそうだ。そして、2006年になり、はじめてログオンしている女性の数が男性の数に追いついたのだそうだ。

【BBC】Virtual pals ’soar in importance’

__ネットを使った調査であるということを差しいひいて考える必要があると思うが、「仮想世界もしくはネット上のコミュニケーションが現実世界に近づいてきている」という点には賛成である。しかし、米国ですらblogを持っている人が7.4%しかいないというのは、逆の意味で驚きであった。そりゃ、僕のリアルな生活上で身の回りの人がBlogを自分で持っていなくてもしょうがないのかもしれない。