クリスマスは恋人たちの時”などといいながら普段の何も変わらぬ時を過ごしている。気がつくと、もう来年まで1週間、そして、結婚4周年を迎えようとしている。そんな折、結婚について調査した米疾病管理センター(CDC)の報告に目を留めた。
1999~2002年に成人127,000名以上を調査したCDCの報告によると、米国では結婚している人のほうが健康だという結果になったらしい。
報告書によると、米国では、成人の約60%が結婚しており、10人に1人が別居または離婚している。5分の1は結婚経験がなく約6%が同棲<本当か?>していたそうだ。
結婚している人は、そうでない人よりも健康状態が良好で、背部痛、頭痛、深刻な心理的苦悩を経験している割合が低かった。また、結婚している人では、喫煙者、多量飲酒者、体を動かさない人の割合が低かったそうだ。
ところが、体重ということでみると結婚している男性は肥満傾向にあり、中年男性でもっとも顕著であった。つまり、結婚している人は体重が重いが健康的な生活習慣を持っているということだ。
今までにも結婚している人のほうが健康であることを示す成績があるようだが、この結果が結婚すると健康状態が良くなることを意味すると考えるのは間違っている可能性もある。もしかしたら、「より健康な人が結婚でき、婚姻関係を継続していける」だけなのかもしれないからだ。
このあたりの正確なことは今回のCDCの報告からは不明だが、面白いと感じたのが同棲(誰かと同居していること)と結婚していることは同じでなかったということだ。日本と米国では状況が違うだろうが、部分的に日本と重なることもあるだろう。
▼【CDC】 “Marital Status and Health: United States, 1999-2002.” <pdfファイル>
独身時代を振り返ってみると、独身でいることが信頼を勝ち得るのに不利に働く場合が多々あった。実際に仕事にかける時間は独身時代のほうが多かったはずで、そう思うと、独身だからと軽く見られるのは今でも納得いかない。しかし、「婚姻関係を継続している」ことによる信頼というのは、大きいのかもしれない。
結婚の効能とは何なのか?
◆結婚の効能◆
自分にとっての場合。
- 外食が減って野菜の摂取が増えた。⇒ 健康へ近づいた。
- 子供と戯れる時間は仕事から解放される。 ⇒ 仕事時間が減った分、寸暇を惜しんで効率よく仕事するようになった。
- デート場所を考えて煩わされることもなくなった。⇒ お金が貯まる。
- ものの言い方、タイミングを考えるようになった。 ⇒精神的成長
◆結婚の副作用◆
- 余分なストレスを生じることがある。
- 自由に遊べなくなる(大きい!)。
んんんんん~・・・
副作用を効能が上回っている人が、結婚を継続できる人なのだろう。思うに、結婚の主な効能とは、「人間的成長」なのではないだろうか?
世間の皆様方にとって、結婚の効能とはなんなのだろうか?そんな疑問が持ち上がってきた。