
日本では薬事法で薬の宣伝が制限されているため、あまり活発でないかもしれないが、米国では薬の宣伝は患者の潜在意識に訴える上で非常に有効な手段として活発に行われている。そんなテレビの宣伝に、自分の名前を冠した薬のテレビ枠を持とうというお遊びを提供してくれるサイトがある。
テレビ枠を持つには、まず自分の名前を選択する。残念ながら、日本人の名前はほとんど登録されていないので、エミリー(Emily)など欧米の名前が選択肢の中心となっている。仮にエミリーを選んだとすると、自動生成される薬の名前は、エミリエロールとなる。
次に、イントロ、症状などコマーシャルの進行に合わせて、いくつかのイラストレーションの選択肢から自分の好みのシーンを選び、最後にアクションボタンを押すと、コマーシャルの完成となる。
コマーシャルの映像シーンは、次の項目から成り立っている。
イントロ、症状、分析、発見、解決法、お断り、最終的にハッピー!・・・薬の紹介
わけが分からないながらも、症状で苦しんでいた患者が薬によりすばらしい生活を取り戻す様子が描かれ、それなりのなんだかすばらしい薬のCMが出来上がり。
このような潜在意識に訴えるCMの効果は、本当は恐ろしい。
一度、試してみるとCMの安直さとその効果を実感できるのではないだろうか?
とりあえず作ってみたテレビはこんな感じ
テレビというのは、本当にすごいチカラを持っていると思う。
いや、テレビというよりも映像のチカラがすごいのかもしれない。
子供たちがテレビ漬けにならないように注意をしているが、やむなくテレビを見せたりすると、外界の情報を一切遮断して見入っている様子をみせることがある。
テレビの視聴時間が長いことと社交能力の低下や肥満増加、喫煙率増加との関連が取りざたされるが、これらの問題は無視できるものではないだろうと思う。
自分自身、テレビを見るのは好きなのでついつい見てしまうのだが、長時間テレビを見た後はものすごい疲れを感じることがある。しかも、テレビを見ながら行った仕事ははかどらないので、そこからさらに仕事に取り掛かることになる。
テレビって怖い。