
使わなきゃ、ダメさ!
歩かなければ脚力は弱るし、脳を使わなければボケちまう。
あそこだって、同じさ。
こんな下品な言い方をしたかどうかは知らないが、フィンランドの研究チームによると、性行為の頻度が高ければ、それだけ勃起不全(ED)になるリスクは低いらしい。
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Tampere University HospitaのKoskimaki Jらが、55歳~75歳のフィンランド人男性989名を調べた結果、勃起不全(ED)の頻度は、週1回以上性行為をしている男性は1,000名あたり79名に対して、週1回以上性行為を行っている男性では1,000名につき32名、週3回以上とした男性では1,000名につき16名と少ないことがわかった。なお、早朝の勃起と中等度EDには関連が見られなかった。
▼Health Day
Lots of Sex May Prevent Erectile Dysfunction
▼Am J Med. 2008 Jul;121(7):592-6. Epub 2008 Jun 4.
Regular intercourse protects against erectile dysfunction: Tampere Aging Male Urologic Study.
Health Dayの記事では、専門家の意見として「使わない機能は失われるというコンセプトにおいて、今回の知見は前立腺癌の術後のリハビリテーションにも影響をもたらす」結果であると紹介されている。確かにリハビリテーションにおいて使うことは大切である。
しかし、フィンランドのお年寄りは本当にそんなに元気なのだろうか?
70歳を超えて週3回の性交なんて、僕に言わせれば使いすぎもいいところに思ってしまうが、いかがなものか。
また、使わないから使えなくなるのか、使えないから使わないのかについても定かではない。本研究結果は、ゴシップネタにとどめておくのが良いだろう。